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植田日記#11

9月12日(火)『9・11に思う。キーワード』

ご無沙汰してしまいました、お久しぶりでございます。
先週遅い夏休みを頂き、リフレッシュさせてもらいました。
休んでいる暇などあるんかい!という周囲の雑音をはねのけ強引に引きこもりました。

さて、9・11同時テロ5年目のということで皆様もいろいろな媒体で特集等をご覧になったと思います。
中々収まらないイラク、レバノン情勢に、9・11同時テロ陰謀説までが流れるなど米国内でもいまだに様々な面で陰をおとし、影響を及ぼしているみたいですね。

湾岸戦争以降、様々な内戦、戦争などを報道するメディアのあり方も変化が見えるような気がします。もちろんすべてではありませんし単純に言い切れないのですが、以前は作戦の秘匿性が優先され、都合の良い情報しか出ない状況から、現在は同行取材といわれる密着型で、タイムラグを極力減らし、臨場感を伝え、兵士たちの心情にも迫っていく、それが当たり前のように、テレビの前で晒されるという状況になってきました。
またそこに更に、ネットを通じたボーダレスな情報伝達、事件が全世界同時配信され、それをテレビが放送し、まるで情報が絨毯爆撃のように我々の頭の上に降ってきます。

言い方は悪いですが、現実のほうがはるかに劇的だったり、メディアを経る事でまるで劇場にいるかのようにそのことに接してしまうと、創作の世界でどうリアリティーを出すかものすごく難しくなって来ていると思います。

今回の「Flag」はもちろん作り物です、上記の様々なキーワードをどう作品の中にちりばめ、生きた人間のごとくキャラを浮き上がらせる作業が、今まだ続いています。

内戦、ジャーナリズム、カメラマン、特殊部隊、国連軍、新型兵器、宗教、祈り、隠蔽、欺瞞、安らぎ、癒し、決意、反乱、…。

作品を作るうえで様々なキーワードを出し、紡いでゆく。
何でいまどき?
現実の方がはるかに・・。
いろいろなご意見をいただきます。
意見は大歓迎です、見ていただいているのですから。

何かを感じてくれれば、幸いです。
後半シリーズに向け様々模索中です。

これからもよろしくお願いいたします。

エグゼクティブ・プロデューサー
植田 益朗

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